AIは福音なのか?

巷ではAIが大議論を呼んでいます。これは果たして人類にとってプラスなのか災厄なのか。あなたはどう思いますか?

倫理的な功罪はともかく、技術の進化は止められませんよね。今AIと呼ばれているものに知性なんてないんですが、計算能力とそのための学習データがふんだんに用意された現代では、コンピュータとソフトウェアを使えばこういうことができてしまうんです。自動車だって飛行機だって原子力だって、いくら害があろうとも、その技術にメリットと可能性があるのであれば、その使用を止めることなんて誰にもできません。AIだって同じです。過去には工場の生産工はロボットに、電話交換手はデジタル交換機に、置き換えられてきました。これからライターやアニメーターやエキストラ俳優がAIに置き換えられていくとしても、それが技術の進歩というものです。無くなる仕事があれば、逆に増える仕事もある。人間は人間にしかできない仕事に向かう。それだけですよね。恐れることはないと思います。

アメリカで俳優がストライキしてますけど、そのうち売れない俳優が抜け駆けでAI利用可能な契約で肖像権を売るようになるでしょうね。だからといって全ての俳優がAIに置き換わることはないと思います。トム・クルーズやレオナルド・ディカプリオの価値はなくならないんです。端役は確かにAIに置き換わるかもしれません。しかしアニメのことを実在の俳優に対する冒涜だという人がいないのと同様に、AIエキストラも単なる演出の道具と受け取られるようになるのだと思います。そしてやっぱりそこに人工的な不自然感を感じるのが人間の感性ですから、相変わらず実写の俳優の存在感や立ち振る舞いに価値がなくなることはないのだと思います。

大事なのは、監督と脚本家でしょうね。ストーリーを形にする道具は充実していくけれど、肝心のストーリーそのものを考える人、組み立てる人はやっぱり貴重なんです。そしてクリエイティブには綺麗さよりもオリジナリティが重視されていきますよね。いつの世も違いを生み出せる人の価値は高いもの。使える道具の幅が広がることはWelcomeなんじゃないでしょうか。好むと好まざるとにかかわらず付き合って行かざるを得ないのなら、上手に付き合える道を探しましょう。それが智恵というものです。

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