インターンシップ始めました

随分前、2002年から2007年あたりまで、インターンシップの受け入れをしていました。当時のインターン生はなかなか優秀な若者揃いで、なんとおちゃのこネットのベースを作ったのは当時のインターン生だったんですよね。その後諸事情で受け入れをしていませんでしたが、また始めることにしました。早速今週から一人来てくれています。

彼にどうしてウチのインターンシップに応募したのか尋ねたら、神戸で受け入れしているIT企業が殆どなかったとのこと。ちょっと寂しいですね。皆さん、もっと機会を与えてあげましょうよ。

まあやらない企業側の事情もよくわかります。実はインターンシップは企業側にメリットはあまりありません。恐らく大多数の企業が採用のプレ活動としてのインターンシップに期待していると思うのですが、企業側が期待するほど学生のロイヤリティは高くなく、普通に他社に内定もらって就職していきます。優秀な若者なら尚更です。受け入れ側はそれなりに準備や対応でリソースを消費するので、現場のチューター役社員は嫌がることも多いでしょう。結果として気の利いたインターンシップ受け入れ先は限られるのが実態です。

ではどうしてウチは受け入れるのか。カッコいいことをいえば、社会還元です。過去にウチのインターンシップから巣立っていった学生たちは、それぞれの企業で立派に活躍しているでしょう。就職後もわずかですが交流が続くこともあります。「あの時はまだ全くコード書けずに一杯教えてもらいました」なんて話を聞くと、少しでもウチでの時間が役に立ったのかなと嬉しくなります。↑ではメリットない、なんて書きましたが、もちろんなくはありません。個人的には、若くて優秀な人たちと触れあうことそのものに価値を感じます。今の若者が何を考え、どういう振る舞いをするのか。大学や就活の実態。若者カルチャーなど、生の情報に触れられる機会は多くはありませんからね。

振り返れば、我々だって先輩に一杯教わって一人前になったんです。全てはPay Forward。人生のバトンを次の世代に良い形で渡していきたい。最近はそんなことをよく考えます。目先の実利しか考えない世知辛い会社ばかりじゃ面白くないですもんね。

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