皆さん、日本の景気についてはどうお感じですか?


あんまり実感ない気もしますが、実は日本経済は結構好調なんですよねー 普段Yahoo!ニュースばかり見てるとなんだかピントきませんよね。Yahoo!ニュースのキュレーションに問題あるんちゃうかという気もしますが、数字で見る日本経済は明らかに調子がいいです。
大きな要因はインバウンドですよね。コロナでは本当に大変な目に会いましたが、何とか乗り切った企業には一気に好景気の大波がやってきました。ホテルの宿泊料の高騰ぶりには呆れますし、人材の不足感に至っては、多分どの業種・職種でも簡単に良い人は採れないとお感じのはず。事実ニセコあたりでは時給が2000円オーバーで、それでも人が足りない。そうなると介護や老人ホームなどのエッセンシャルサービスが立ちゆかなくなり、閉鎖したとありました。もうこれは仕方ない。近隣の人手が確保できる街に移転するしかありません。しかし冷静に考えてみてください。この状況は悪いことなのでしょうか?
言うまでもなく商売において一番最悪なのは集客出来ないことです。みんなどうやって見込み客を集めて売上を作るかで四苦八苦しているのですから、本来お客さんで賑わっているのは良い状況のはず。これをオーバーツーリズムとさも悪いことのように騒ぎ立てるのはどうかと思うのです。もちろん居所的に需要が集中することで地域のリソースが逼迫することや、人手不足倒産といった悪影響があることは重々承知しています。それでも閑古鳥が鳴いている状況に比べれば、はるかに智恵で回避できる余地があると言えるのではないでしょうか。
一番分かりやすいのは単価の引き上げです。航空券やホテルなどの価格弾力性の高い商品は既に需給バランスに応じて価格が変動するメカニズムが機能しています。残念ながら、飲食店や公共交通、各種入場料などはそこまで価格が変動する仕組みにはなっていないので、概ね固定ですよね。そして最も大事なのに硬直的なのが人件費です。ここをどうするか。
例えば、ディズニーランドやUSJなんかはファストパスの発行で需給バランスを調整していますよね。これは入場数のコントロールとして賢いやり方だと思います。では、飲食店のメニューが繁閑に応じて変動したら? まあ今そういう仕組みを目にしていないので、何これと思うでしょうね。でも昔から正月メニューなんてものはあるし、ランチの値段が平日と週末で違うことも多い。なので単に慣れの問題な気もします。
いまエンジニアの求人をしているんですが、昔に比べて年々採用の難易度は上がってきているのを痛感します。それだけ各社で人手不足感が深刻で、何より良い人がどんどん貴重になってきています。変な先入観を捨てて、人物本位で人を見る目が問われていますね。なにせ、日本経済が好調なのは良い話です。このまま続くといいですね。
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