ウクライナとパレスチナの市民に心より哀悼の意を表します。これから寒い冬がやってきますが、どうぞ一人でも多くの方が生き延びてくださいますように。
21世紀の現代で、こんな非道がまかり通るとは思っていませんでした。ロシアとウクライナは政治的にも宗教や文化的にも深い結びつきのある国で、ほぼ同胞に近い存在。なのにこんなにも長く国民の命を何十万人も犠牲にして戦う正義がどこにあるのでしょう。イスラエルについては、それなりに言い分もあることでしょう。確かに先に手を出したのはパレスチナだったかもしれませんが、難民キャンプや病院を平気で無差別爆撃して虐殺していい理由は1mmもありません。欧州では反イスラエルデモが盛んに起きているそうですが、当然です。今こそ人権派の行動力の見せどころです。プレッシャーを掛けるなら、相手はアメリカですよね。事実アメリカの国内世論も割れているらしいです。これはより深い断絶をもたらすでしょうね。この世に正しい道があるわけではないでしょうが、それでも採ってはいけない選択肢もあると思います。明らかにロシアもイスラエルもアメリカも道を踏み外してしまいました。
しかし呆れますよね。一体世の中にこんなにも同胞を殺しまくる生き物がいるでしょうか。どんなに自然界が弱肉強食のルールで動いていても、そこには明確な理由があります。お腹が膨れれば、そこで終了なんです。それをお互いの存在を認めずに徹底的に駆除するまでいがみ合いを続けるのは人間だけです。これはもうDNAのどこかに致命的な欠陥があるようにしか思えません。どうしてここまで攻撃で、粗暴なのか。もし宇宙に知的生命体が存在していれば、この様子を見て肩をすくめることでしょう。何だか恥ずかしくなります。根底にあるのは宗教なのでしょうか。一神教がもたらす排他性? でも日本でも戦国時代は殺し合いの世の中でしたから、神道だって同じことですよね。では、生存欲求? イデオロギーでここまで反発しあうものなのでしょうか。私には分かりません。
人類に限らず生き物全てがDNAの乗り物に過ぎないという見方を取れば、キリスト教を信奉する西側先進諸国は少子化が進行して人口減少が顕著です。片やイスラム教国圏は人口増大が顕著。ということはDNA的にはイスラム的ライフスタイルの方が正しいのでしょうか。日本でもインテリ層は晩婚化・非婚化・少子化が進んでいますから、近い将来マイルドヤンキーだからけになるかもしれませんよねw それが生物としての答えなら、誰がどう抵抗しようがいずれそうなるのでしょう。中世的価値観のイスラム国家が技術革新をリードするとはとても思えませんが、数がパワーだというのは分かりやすい。答えが出るのは100年後ですね。
最終的に日本のような平和国家が生き残っているのかどうかは分かりません。それでも世界中の人々みんなが、本音では平和に楽しく暮らしたいはず。その時ロールモデルとなるのは、アメリカでもヨーロッパでもなく、日本であると思います。アメリカの傘に隠れているかっこ悪さもありますけど、そんなことは些事ですよね。日本は日本らしく、堂々と面白おかしく楽しく生きるスタイルを世界にアピールしましょう。ひょっとしたら世界のみんなが気付く日が来るかもしれません。「あっちの方が楽しくない?」と。
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