チャイナ・リスク

アメリカは中国相手の敵対心を隠そうとしなくなりましたね。台湾有事に備えてバフェットはTSMCから手を引きました。韓国は対中投資に制限を加えられています。

バフェット氏率いる米バークシャー、TSMC株を全て売却

「米国には譲ってばかり」 韓国、半導体ゼロ回答の波紋

これから各国で中国離れが進むでしょうね。日本経済華やかなりし頃に行われたジャパン・バッシングの再来です。まあアメリカのいつものパターンですよね。自国経済にとってマイナスな存在は徹底的に叩く。圧倒的な武力を背景にしたアメリカのパワーに対抗できる国などないのです。ロシアしかり、中国しかり。

さて、この先日本にはどういう影響が出るでしょうか。製造業は幾らかは国内回帰が起きるでしょうね。既に九州に半導体工場の立地が進行しています。しかしここで大きな問題になっているのが、肝心の若者がその工場で働きたがらないという事実です。

半導体工場、深刻な人材不足 九州の学生6割「働きたいと思わない」

まあそうでしょうね。子どもの将来なりたい職業のトップにYouTuberが挙がる時代です。3Kの製造現場で働きたいと思う若者などいないのです。これではせっかくの製造業回帰も外国人労働者頼りという嬉しくない結果になりそうです。

多分若者は給料が多少安くても、ショップとか飲食店とかオフィスとか、綺麗な環境で働きたいんですよ。百貨店の美容部員とか旅行社とかは今でも人気職種ですし、コンビニですら外国人アルバイトに依存しないと回らない時代に工場ワーカーを集めるのは無理筋です。日本は観光立国とJAPANコンテンツで勝負するしかない気がしますね。JAPANコンテンツとは、食べ物や漫画・アニメ・音楽といったソフトカルチャーです。ネットショップの運営とかはハードルの低い起業手段として人気が出つつあります。SNSとの連携とか、若者好きそうですから。若干我田引水ですがw 完全に日本は第三次産業の国になっていくんだな、と感じています。

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