代表サッカーとカルチャー

ニヤニヤしちゃいますねーw こんな幸せな週末はなかなかありません。ここから先はボーナスステージなので、皆で楽しみたいと思います。ここで日本の良さとカルチャーについて考えてみたいと思います。

どうしてこんなことを考えたかというと、ドイツの脆さなんですよね。いわゆる”ゲルマン魂”を今のドイツ代表から感じられませんでした。これは生粋のドイツ白人カルチャーが、アフリカ系移民選手の混在で薄まってきたということなんじゃないかと。フランスが典型ですが、いまや各国の代表選手にアフリカ系選手は欠かせません。そのフィジカルは守備においても攻撃においてもチームにインテンシティをもたらします。しかしながら、メンタル面の影響は果たしてプラスと言えるのか。対して日本代表は今のところ殆どが純日本人選手で構成されています。これは各国の移民政策と大きく紐付いています。果たして10年、20年後の日本代表にはどれほどの外国人選手が混ざっているのか。それはその時点の国情を反映していると思うのです。日本は今のところ、積極的に移民を受け入れてはいません。技能実習生なんて中途半端な位置付けで数が増えすぎないようにコントロールしているわけです。これは正しいのか。今後どうあるべきなのか。

対比として挙げられるのはやはりアメリカ、そしてドイツの例でしょうね。アメリカは今でも世界に冠たる最大の覇権国家で、ビジネスにおいてもイノベーションを生み出し続けています。その活力が移民によってもたらされているのは明らか。だから日本も、というのが大方の論調なのですが、そこで参考にすべきなのがドイツ。難民を積極的に受け入れることによってドイツ社会はどう変化したか。私には不安定化しているようにしか見えないのです。最初から移民前提のアメリカはそれでいいんです。国のカルチャーそのものが移民カルチャー前提ですから。しかしながら伝統的な国が途中で方針変更して移民の比率を上げてしまうと、従来の社会が不安定になって変質化してしまう。特に日本のように特異なカルチャーの国は影響が大きすぎるのではないかと懸念します。

もちろん世界は一つです。インターネットがもたらした単一市場経済の流れは元には戻りません。今さら鎖国できるわけでもなく、情報を遮断するデメリットが大きいのは中国を見ても明らかなのですが、それと移民政策は別なんじゃないのかなと。ズルいかもしれませんが、グローバル化のメリットを最大限享受しながら、移民のデメリットについては精一杯ダメージコントロールさせてもらう。これが日本にとって賢い政策な気がします。一旦薄れてしまったカルチャー、混乱した社会は、元通りにはなりません。日本が日本らしくあることが、世界における日本というコンテンツの価値に繋がるんじゃないかと。どこにでもある景色を見に外国人は日本に来たいとは思わないでしょうから。

これだけ経済的に停滞しているのに、日本に来たい、日本に住みたい、と考えてくれる外国人の存在には感謝しています。一定の刺激と活力をもらいながら、日本の良さはキープする。そんな都合のいい未来を描いています。

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