世の中に沢山の社長さんや個人事業主さんがいらっしゃると思いますが、抱えている大きな悩みの一つが”孤独感”ではないでしょうか。昔から言いますよね。「社長には相談相手がいない」。なので銀座や新地のプロの女性に話を聞いてもらいに行っていた社長さんが多かったと思いますがw、今どき飲み屋で愚痴垂れて問題解決なんかしませんよね。先頭に立って俺に付いてこいの昭和スタイルも古い。で、最近脚光を浴びているのが表題のコーチングです。
コーチングとはなんぞや。
コーチングとは
話し手(以下、クライアント)自身に焦点を当てて関わるコミュニケーションであり、その目的はクライアントの気づきから生まれる意識と行動の変化を促すことです。
そのためにコーチは、スキルはもちろんのこと、関わる時の「あり方」にも自覚的であり、またクライアントが本当に話したいことを話せるように、お互いの関係にも意識を向けて協働的な関係を創り続けます。
意識と行動の変化が起こった結果、クライアントはその人らしさと主体性を発揮することで目の前の課題や問題を解決することはもちろんのこと、様々な状況や環境の中でも自分で自分の道を切り拓く力を手に入れることができます。それはまさに自分で自分をリードするというリーダーシップが発揮されることになります。
シンプルに、
相手の話に耳を傾け、観察や質問、ときに提案などをして相手の内面にある答えを引き出す目標達成の手法のこと
という説明もあります。メンターが人生の先輩による後輩への教えという上下関係をベースにしているのに対し、コーチングはあくまでフラットな関係性で相手の気付きを引き出す、という大きな違いがあります。
大事なのは相手の話に耳を傾けることなんですね。これがなかなか難しいんですが。ウチは毎月一回メンバーみんなとOne on Oneの個人面談してるんですが、話を聞かないとと思っていても、大抵私が一方的に話しちゃってる。毎回ともすれば説教臭い押し付けの時間になっちゃってて、これじゃあみんな苦痛だろうなぁと反省しています。
で、今回初めてコーチングを受けてみて、そこでの教えが「相手の話を聞くだけの時間を例え10分でもいいから作ろう」でした。話を聞くターン、だと多分ダメで、それだと聞いた後にまたいつもの調子で話しちゃう。なので、その回は聞くだけの回にしてしまう、というのが新しい。
話を聴く姿勢と、自信がないのは違います。自信があっても、メンバーが腹落ちしているかどうかは大事なポイントで、より自分の方針が賛同を得られた方が組織全体のモチベーション上がりますからね。試す価値のあるトライだと思います。
私がお願いしているコーチは「日本中の全ての人がコーチングを受講してくれて、スキルを身に付けてくれたらもっとよくなるのに」と仰ってました。それくらい汎用性のある取り組みなのだと思います。自分の中と会社に化学変化が起きるといいなと楽しみです。
コメント